FreeNAS 11.1-U6 にすると接続できなくなった 2018年10月14日 2022年5月28日
FreeNAS 11.1-U6 にアップグレードすると、CentOS6 からマウントできなくなってしまいました。具体的には、
$ sudo mount.cifs "//FreeNAS/share_name" "/mnt/share_name" -o rw,user=XXXX,password=XXXX
mount error(95): Operation not supported
Refer to the mount.cifs(8) manual page (e.g. man mount.cifs)
となってしまいます。
対策
FreeNAS 11.1-U6 からは SMB1(cifs) 接続はデフォルトで無効になった
[1] らしいので、その設定を変えてみました。FreeNAS の Web 管理画面より、[サービス]>[SMB] の設定項目のうち [補助パラメータ] に
server min protocol = NT1
の一文を追記して SMB を再起動すると、接続できるようになりました。
ちなみに変更前の設定値は、
$ testparm -v | grep "server min protocol"
server min protocol = SMB2
となっていました。
CentOS7では・・・
まず、CentOS7 と CentOS6 それぞれのカーネルバージョンは次のとおりです。
$ cat /etc/centos-release
CentOS Linux release 7.5.1804 (Core)
$ uname -sr
Linux 3.10.0-862.14.4.el7.x86_64
$ cat /etc/centos-release
CentOS release 6.7 (Final)
$ uname -sr
Linux 2.6.32-573.7.1.el6.x86_64
SMB2.1 以上で接続できるのは Linux カーネルのバージョンが 3.7 になってから
[2] らしく、CentOS7 のソレは 3.10 なので、mount.cifs の -o オプションで vers による指定が生きるようになりました。
そのため CentOS6 の時のように、
server min protocol
を変更しなくても接続できるようです。
$ sudo mount.cifs "//FreeNAS/share_name" "/mnt/share_name" -o rw,user=XXXX,password=XXXX,vers=2.1
という感じに、vers の指定値は 2.1 以上となります。